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奈良博手帖

当館研究員が日々の研究や活動についてさまざまな視点でご紹介します。
※読売新聞奈良版に連載している「奈良博手帖」を読売新聞社の諒解のもとに転載しております。
研究員の肩書きは執筆時となります。

2022.03.15 (Tue)

翻訳 正しく自然に データベース 多言語化

外国人の来館者に、私たちが翻訳した各国の言語のキャプションを参考にしてもらいながら、展示品を楽しんでいただくのが翻訳者としての希望だったが、新型コロナウイルスの影響で海外からの来館者も足止めされた。

2022.02.28 (Mon)

文化財修理 革新続ける匠 保存科学 知見取り入れ

3月1日から西新館で、昨年度までに修理を終えた作品のお披露目の場となる特集展示「新たに修理された文化財」(会期は3月27日まで)を開催します。

2022.02.21 (Mon)

作品の正体 推理鮮やか 学芸員は「名探偵」

推理小説が好きで、昔からよく読んでいる。ポアロやホームズが広い知識と鋭い洞察力で難事件を解決していくさまは爽快で、続きが気になってつい夜更かししてしまう。

2022.02.14 (Mon)

用途不詳 奈良時代の道具 現代からヒント?

「第73回正倉院展」は無事に開幕日を迎えることができた。昨今の情勢を鑑(かんが)みて事前予約制が導入されたが、それでも多くの方に足を運んでいただくことができた。

2021.12.23 (Thu)

時代のトレンドも映す 「仏教工芸」に想うこと

奈良博の所蔵品は仏教に関わる作品が主だ。仏像などの「彫刻」、仏画などの「絵画」、経典などの「書跡」、出土瓦などの「考古」といった区分のもと管理されている。

2021.12.01 (Wed)

苦労重ね 可能性探る 古代人名の読み

本人の姓名(名前)の漢字の読みは難しい。現代でも難しいのに、奈良時代(8世紀)のそれを読もうとすれば、それなりの苦労が伴う。