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奈良博手帖

当館研究員が日々の研究や活動についてさまざまな視点でご紹介します。
※読売新聞奈良版に連載している「奈良博手帖」を読売新聞社の諒解のもとに転載しております。
研究員の肩書きは執筆時となります。

2021.07.20 (Tue)

走り大黒 実は怖い? 僧の食物護る神さま

奈良博新館前の庭には、夕方になると大量の鹿が集まってくる。「鹿だまり」といわれるこの現象は、2016年頃から顕著になり、夏の奈良名物になりつつある。今年は5月下旬から集まり始めている。なぜ、この場所にたくさん集まるのか、この場所が鹿たちにとってどんな魅力があるのか、鹿だまり形成のしくみについてはいまだに謎のままである。

2021.06.29 (Tue)

貴重な館蔵品 一堂に この夏は「奈良博三昧」

当館は特別展「聖徳太子と法隆寺」が閉幕したばかりだが、館内ではすでに夏の特別展「奈良博三昧ざんまい」の準備がピークを迎えつつある。筆者もこの展覧会に関わっており、少し紹介をさせていただきたい。

2021.06.15 (Tue)

文化財の保存 体力勝負 “コンサバター”の役割

文化財の保存を行う私の職名を、海外では"コンサバター"と言います。昔は"王家の蔵の番人"をそう言いました。そのせいか?以前の上司は「(文化財の)保存は体力だ!」と話していました。

2021.06.01 (Tue)

作品の輸送 東へ西へ 考古資料相互活用が一段落

奈良国立博物館は、日本各地で出土した考古資料を多数所蔵している。明治時代から昭和前半にかけて国有化されたものや、近年購入されたものなど、様々な由来を持つ。それらを一時的に地元に「里帰り」させ、展示や研究など様々に活用していただく「考古資料相互活用事業」を行ってきたが、当館単独で行う事業としては、今春、18年の歴史に終止符を打つこととなった。