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奈良博手帖

当館研究員が日々の研究や活動についてさまざまな視点でご紹介します。
※読売新聞奈良版に連載している「奈良博手帖」を読売新聞社の諒解のもとに転載しております。
研究員の肩書きは執筆時となります。

2021.06.01 (Tue)

作品の輸送 東へ西へ 考古資料相互活用が一段落

奈良国立博物館は、日本各地で出土した考古資料を多数所蔵している。明治時代から昭和前半にかけて国有化されたものや、近年購入されたものなど、様々な由来を持つ。それらを一時的に地元に「里帰り」させ、展示や研究など様々に活用していただく「考古資料相互活用事業」を行ってきたが、当館単独で行う事業としては、今春、18年の歴史に終止符を打つこととなった。

2021.05.18 (Tue)

苦労の成果 「想い」深く 「山」や「壁」をなす図録類

想いが深いモノは捨てられない。しかし、部屋のお片付けに、この「想い」や「思い出」は強敵である。

2021.05.04 (Tue)

展示作品に思う 神聖さ 博物館内での写真撮影

金峯山寺仁王門(吉野町)の修理が行われている間、奈良国立博物館では同寺の金剛力士像(仁王)が展示されている。普段は屋外の仁王門にあるため、撮影されるのは日常的なことだろう。これもあって、珍しいことに、展示室で仁王の写真を撮ることが許可されている(ただし、一緒に記念撮影するのは不可)。

2021.04.20 (Tue)

仏像の魅力 画面越しに 遠隔操作ロボで施設見学

3月中旬に、遠隔操作ロボットを活用して授業を実施した。遠隔操作ロボットで遠隔地にある複数の施設をつなぎ、生徒らがロボットを操作して、あたかも現地で見学しているかのような気分を味わえる―というものだ。

2021.03.31 (Wed)

身近に接し 得る学び リモートに欠けていること

今日、リモートを導入していないと時代遅れのように言われる。展覧会場に足を運び、展示品を見てもらうのが前提の博物館も、様々な形でリモートを実施している。