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奈良博手帖

当館研究員が日々の研究や活動についてさまざまな視点でご紹介します。
※読売新聞奈良版に連載している「奈良博手帖」を読売新聞社の諒解のもとに転載しております。
研究員の肩書きは執筆時となります。

2021.12.23 (Thu)

時代のトレンドも映す 「仏教工芸」に想うこと

奈良博の所蔵品は仏教に関わる作品が主だ。仏像などの「彫刻」、仏画などの「絵画」、経典などの「書跡」、出土瓦などの「考古」といった区分のもと管理されている。

2021.12.01 (Wed)

苦労重ね 可能性探る 古代人名の読み

本人の姓名(名前)の漢字の読みは難しい。現代でも難しいのに、奈良時代(8世紀)のそれを読もうとすれば、それなりの苦労が伴う。

2021.11.02 (Tue)

ピロティ 開放感と優しさ 西新館建設と古都の景観

「第73回正倉院展」がまもなく開幕する。会場となる東西新館のうち、1972年完成の西新館は「正倉院正倉をイメージした」と解説されることが多い。

2021.10.19 (Tue)

土地と人の記憶 つなぐ 地域の文化財 担い手不足

福島県喜多方市の熱塩加納町、山深い板ノ沢地区に伝わった虚空蔵菩薩坐像がある。

2021.10.05 (Tue)

魅力届ける メッセージ 館蔵品題箋 多言語で

先日、特別展「奈良博三昧―至高の仏教美術コレクション―」が閉幕した。館蔵品だけで仏教美術の歴史をたどるという展覧会で、これまでの奈良博のイメージとは打って変わったアメコミ風のポスターデザインは注目を集めた。

2021.09.21 (Tue)

ポスター 曼荼羅を投影 「奈良博三昧」無事に閉幕

一昨日、特別展「奈良博三昧―至高の仏教美術コレクション」が無事閉幕した。奈良博の所蔵作品のみで日本仏教美術1400年の歴史をたどるもので、各時代を代表する作品の魅力を存分に発信できたように思う。