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奈良博手帖

当館研究員が日々の研究や活動についてさまざまな視点でご紹介します。
※読売新聞奈良版に連載している「奈良博手帖」を読売新聞社の諒解のもとに転載しております。
研究員の肩書きは執筆時となります。

2022.02.21 (Mon)

作品の正体 推理鮮やか 学芸員は「名探偵」

推理小説が好きで、昔からよく読んでいる。ポアロやホームズが広い知識と鋭い洞察力で難事件を解決していくさまは爽快で、続きが気になってつい夜更かししてしまう。

2022.02.14 (Mon)

用途不詳 奈良時代の道具 現代からヒント?

「第73回正倉院展」は無事に開幕日を迎えることができた。昨今の情勢を鑑(かんが)みて事前予約制が導入されたが、それでも多くの方に足を運んでいただくことができた。

2021.12.23 (Thu)

時代のトレンドも映す 「仏教工芸」に想うこと

奈良博の所蔵品は仏教に関わる作品が主だ。仏像などの「彫刻」、仏画などの「絵画」、経典などの「書跡」、出土瓦などの「考古」といった区分のもと管理されている。

2021.12.01 (Wed)

苦労重ね 可能性探る 古代人名の読み

本人の姓名(名前)の漢字の読みは難しい。現代でも難しいのに、奈良時代(8世紀)のそれを読もうとすれば、それなりの苦労が伴う。

2021.11.02 (Tue)

ピロティ 開放感と優しさ 西新館建設と古都の景観

「第73回正倉院展」がまもなく開幕する。会場となる東西新館のうち、1972年完成の西新館は「正倉院正倉をイメージした」と解説されることが多い。

2021.10.19 (Tue)

土地と人の記憶 つなぐ 地域の文化財 担い手不足

福島県喜多方市の熱塩加納町、山深い板ノ沢地区に伝わった虚空蔵菩薩坐像がある。